本人に勢いがある

引きこもり15年の娘です。親がカウセリングや勉強会に行ってくると娘の勢いが増します。勉強会では本人が静かにしているより動きがあったほうがいいと言われていますがドアの閉め方や冷蔵庫の扉を壊れんばかりの勢いです。その音でストレスです。本人がどうにもならないで吐き出しているのかと思いますが親は心臓がバクバクして涙が出ます。親は強くなくてはいけないのでしょうか?毎日どうしたら良いのかわかりません。本当に勢いがあるのが良いのですか?それともこちらの対応が問題なのでしょうか?前が見えません。行き詰まっています。

池田 佳世

お辛いですね..。大変な毎日では、と思います。

親がカウンセリングや勉強会に行ったりしてくると、ドアを壊れんばかりの音を出す、というのは、まさに、お母さんが本気で取り組んでいるのかどうかを試しているのでは、と思います。
親がとれだけ自分のために動いてくれるのか、どれだけ真剣に自分の思いに応えてくれるかを確認したい気持ちがある、というのは、回復した当事者達から共通して聞かれる言葉です。
お嬢様のそのような行動は、お母様の本気度を測っているのだと思います。

「無条件の肯定的関心」をご存じでしょうか。お嬢様に対し、何も条件を付けずに(親の気持ちを強いることなく)、肯定的な気持ちで子を見守っていく、関心を持ち続けていくことです。
なかなかすぐにできることではないかもしれませんが、
少しずつ、1歩1歩でもよいので
やってみてください。

とはいえ、お母様が倒れてしまっては大変です。
お辛い時は、例えば家族会や居場所などへお出かけしてみてはいかがでしょうか。
同じようなお悩みを抱えている方々はたくさんいらっしゃいます。そこでお気持ちを話したり、同じ境遇の方々の話を聞いたりするとよいと思います。