20代半ばの兄が2年ほどひきこもりです。大学卒業後1年ほどは働いていたのですが、会社をやめてからは何もしないまま時間が過ぎてしまいました。夜中ずっとオンラインゲームをやっていて昼夜逆転生活をしています。社会復帰のためにも家のWiFiを夜中に切れるようにしました。しかし、これも不満なようです。
どうしたら納得して生活を改善する意識を持ってもらえるのでしょうか。
ひきこもりの兄、生活改善について
みなみさん、はじめまして。心理カウンセラーの川田と申します。
お兄さまが2年ほどひきこもり状態なことについて、みなみさんが将来のことを心配されて社会復帰してほしいと願っている様子が伝わってきます。
「どうしたら納得して生活を改善する意識を持ってもらえるか?」
ですが、昼夜逆転を直すためにWi-Fiを切るといった行動は、ご家族としては良かれと思っての事でも、ご本人は無理やりコントロールされていると感じ、かえって心を閉ざしてしまう可能性があります。
生活を改善させるためには、お兄さま本人や家族の考え方を直接変えようとするのではなく、専門家や友人・知人、場合によっては親戚の人などの第三者を交えて「家族の構造を変える」ことが有効です 。家族だけでなんとかしようと抱え込まず、他の人の力を借りるほうが、家族同士の感情的なぶつかり合いも少なくすんなり物事が進むことが多いです。第三者を交えての家族会議などでお兄さまの気持ちや考えを聴いてみてはいかがでしょう?
また、お兄さまはひきこもって2年ほどということなので、もしご本人が以前の仕事や人間関係で疲れてしまって、ゲームに没頭して休むことでエネルギーを蓄積しているのであれば、そろそろ外に向けて動ける段階になります。そのため、もしこのまま数ヶ月経っても社会復帰に向けて動かない(動けない)状況が続くようであれば、今の生活環境やご家族との関係ではエネルギーを回復することが難しいとも考えられますので、そういった場合も第三者のサポート(訪問支援など具体的なアプローチをしてくれる支援がおすすめです)を受けたり、家族以外の人と生活する共同生活型の支援や場合によっては医療機関とつながることでお兄さまが動くきっかけになる可能性があります。
あとは、みなみさんご自身は「社会復帰してほしい」と思っていても、ご両親がそこまで危機感を持っておらず「そのうち動けるようになるまで放っておこう」と思っている場合には、お兄さま自身もそういう空気を感じて「今のままでいいや」となって、そのまま長期化してしまう場合があります。そうならないためにも、ご両親が今のお兄さまの状況をどう思っていて、どうしたいのか?ということも大事なポイントです。
お兄さまに対する対応はさまざまありますが、いずれにせよ第三者が関わったほうが円滑に進む場合が多いので、もし対応でお困りのことなどあれば個別にご相談ください。
お兄さまはまだ20代半ばで若くブランクも短いので、今、適切な対応をすればほぼ間違いなく社会とつながっていけます。なので過度に心配されることなく、第三者として関わってくれそうな方や支援を探してみてください。応援しています。