引きこもりの兄

5年ほど、中学卒業時から引きこもりの兄がいます。初めの頃は通信制の高校に通うなどしていたのですがある時から外にも出なくなり、今ではリビングに布団を引いて寝ています。口論になることも多く本当に色々な面で迷惑極まりないです。最近はよく、兄がいなければいいのになと思ってしまいます。今年私は受験で兄のことで心を乱されるのも本当に嫌です。しかし私にできることはないのも現状です。なかなか重たい問題で友人にも相談できず、どうしたらいいかもうわかりません。

聞いてくれる誰かが欲しかったのでこうしてここに書き込みをしました。支離滅裂な文章かつ主観的なもので本当に申し訳ありません。長々と失礼致しました。

川田 史郎

りさん、こんにちは。

お兄さんがひきこもり状態になっているとのこと、りさんも心が落ち着かなかったり、感情が揺れ動いたりすることがあるかと思いますし、ひきこもりのことはなかなか人に相談しにくいですよね。

りさん自身が受験生ということなので、まずは、りさん自身がお兄さんと適切な距離をとって自分自身が安心できる環境をつくることが大切なように感じます。ただでさえ緊張して集中しなければならない時期ということもあるので、まずはりさん自身の心の平穏と安定のために環境をどう整えたらいいのかをご両親とともに考えてもらいたいです。

その上でお兄さんのひきこもり解決についてですが、今は比較的ひきこもりの支援や相談ができる機関も増えていますので、そういったところに相談に行くのがいいように思います。

たとえば、県や市で『ひきこもり地域支援センター』というひきこもり問題に特化した行政の機関があったり、市や県の福祉課などに相談して、どこに相談すればよいかを相談するのも解決のキッカケになることがあります。

また、その際は、ごきょうだいである、りさんが相談に行くよりも、まずはご両親が相談に行ったほうがいいので、ご両親にそういった支援を探そうという話をしていただくことが重要です。というのもご両親が解決したいと思わないとなかなかうまく進まないケースも多いからです。

あとは、インターネット等で『地域名 ひきこもり』等で検索して、情報を探してみることもオススメです。ただ、ひきこもり解決のサポートは行政から民間までさまざまなところが独自に取り組んでいることも多いので、一つのところだけ見て相談するのではなく、かならずいくつかの団体や機関を見て、できるだけ現地の様子を見ることが大切です。

いずれにせよ、相談できるところは思ったよりもたくさんあるので、あまり心配なさらずに、まずはりさんご自身のことを最優先にしてみてください。受験がんばってくださいね。応援しています。