・大学の生涯教育コースの米国人講師やクラスメート達に息子の話をしたら、『誰の力も借りずに、独力で大学受験資格を得たり、自分用のパソコンを作ったり、在宅ワークを見つけて来たりするなんて、すごく優秀だと思う!』と褒めてくれた。
・司法書士の先生は、『在宅ワークをしながら家事手伝いをしているので、ひきこもりではない。コロナ禍以降は、在宅で働く人は以前と比べて飛躍的に増加したし、在宅で働きながら家事を担っている男性も多い。人は自分の得意な方法で社会と繋がりを持てるのなら、苦手な方法を強制される必要は無いと思う。』と認めてくれた。
★彼は、夜中に自転車に乗りに行く時だけ外出します。親としては心配です。
24歳のひきこもりの息子
こんにちは。心理カウンセラーをしている川田と申します。
24歳の息子さんのことで、親として心配になっていらっしゃるということですね。ちなみに、ご相談者さまとしては、息子さんのどういったところが心配でしょうか?
・ほとんど外出をせず現実面での社会とのつながりがないこと
・在宅ワークをしながら家事手伝いをするだけで、将来自立できるかわからないこと
もしかしたら他にもいろいろな面でご心配があるかもしれませんが、ひとつ言えることは、
「親が心配すればするほど、子どもは自信がなくなり動けなくっていく」
ということがあります。子どもは親の気持ちや考えにとても敏感なので親が心配していることを鋭く察知することが多いです。そして多くの場合、その親の心配の根っこにある考えは、
「この子は自分自身で生きていく力がない」
というような、子どもを信じられないことからくる心配だったりして、そのように親が信じてないことが伝わってくると子どもはますます自分に自信がなくなり動けなくなっていくという悪循環が生まれてしまいます。
なので、親としてできることは、子どもの心配や不安に目を向けるのではなく、まずはお父様自身が、自分自身やパートナーの方との時間や生活、趣味を楽しむことが大切だと思います。
そのように親が楽しく暮らしていると子どもも気持ちが楽になって、自分のことを自分でできるようにもなっていきますし、いずれ自分の未来についても考えることができるようになります。
まずはお父様が人生を楽しんでみてください。