親なき後の兄の生活

45歳男性、高校卒業後就職するも4か月で退職。それから家族以外と接触のないままひきこもり、現在に至る兄について。現在は両親と3人で暮らしているが、父は余命1年程度。年金のみの生活で資産はなく、実家もかなり古いのでいずれ住めなくなる。病院も行かず、様々な申請をしたくても本人に全く動く意思がなく、嫌なことがあると逃げてしまうので話が進まない。40歳以上のひきこもりを対象とした支援もほとんどない。私にも家庭があるのでそちらを犠牲にはできない。本人が一番しんどいのはわからなくないが途方に暮れている。

川田 史郎

こんばんは。心理カウンセラーをしている川田と申します。お兄さまがひきこもり状態ということで、ご兄妹としては今後のことがとてもご心配かと思います。

最近は、ひきこもりが長期化していることもあり、ご両親が高齢になっていくことに対して、ご相談者さまのようにごきょうだいが不安を抱えておられる方も多くいらっしゃいます。

そういったごきょうだいの方向けのサポートとして、兄弟姉妹の会を行なっているところもありますので、よろしければそういった会に参加してみるのはいかがでしょうか?

私たちと関わりのある団体が会を開催しておりますので、その情報をお知らせします。

KHJ全国ひきこもり家族会連合会『兄弟姉妹の会』
https://www.khj-h.com/meeting/brothers-and-sisters-meeting/

こちらの会は、兄弟姉妹の方を対象に定期的に開催されており、ソーシャルワーカーなどの専門職が中心に運営を行なっているため安心してご参加いただけます。

同じ境遇の方同士で悩みを聴き合ったり、具体的な対応策の情報交換などを行なったりしていますので、ご相談者さまのお悩みについても何かしらヒントを得られるように思います。参考になれば幸いです。