就労移行支援を利用するか迷っています

現在、双極性障害の治療中で引きこもりニート?の状態です。
月1の通院(2つ)以外で外に出られず、動ける日と動けない日が自分でも予測できない状態です。
朝から動ける日は料理や掃除、ストレッチ等の軽い運動、洗濯物をたたんだり、創作活動をしたりして日中起きていることが多いです。洗い物は基本毎日しています。
夕方以降から動けるようになる日もあります。
動けない日は1日中寝ていてお風呂にも入れないです。
通院も親の付き添いがないとできないです。
最近、就労移行支援というものを知り利用してみたいと思うのですが、このような状態で利用はできるのでしょうか?もう少し体調が安定してからの利用がいいでしょうか?

永由 道洋

 ご相談ありがとうございます。巣鴨(東京都豊島区)で就労移行事業所を運営している永由です。
 ご自宅で体調を整えることも可能ですが、今まで、多くの利用者と接してきた経験からでは、どこかの通所施設を利用した方が、体調回復も早くできるのではないかと感じます。
 就労移行支援は、国の法律(障害者総合支援法)に定められたサービスで、2年間(状況によって1年延長可)通える制度になっています。期間が決められていますが、その間に体調を整えるところから始まり、就労を目指すことも出来ます。もし、期間が気になるのであれば、病院の精神科ディケア、福祉では自立訓練、就労継続A・B型で体調を整えてから、就労移行を利用する方法もあります。当事業所では、週2回半日程度からの利用者も受け入れをしており、半年~1年で徐々に週5日の通所ができるように増やしていきます。残りの期間で就職活動になりますが、本人の意志さえあれば、ほとんどの利用者が期間内に就職することができています。
 ただし、大手の就労移行支援事業所の中には、『週5日通える状態の人でないと受け入れない』という方針をもっている事業所もあります。病院のソーシャルワーカーや市区町村の障害福祉の窓口にご相談いただくことをおすすめします。