高校中退して、引きこもり、気がついたら30歳過ぎ。勉強はできたけれど、発達障害あるような。中退前に大学病院のメンタルにかかったら、知らない間に、統合失調症の診断になっていて、いまは、その病名で障害年金2級をもらえてますが。本人は、今のままではいけない、と思っているけれど、実際に動かなくて。
疲れたかな
ご相談くださりありがとうございます。タイトルの「疲れたかな」という一言に、これまで長い間ご本人のことを気にかけ、考えつづけてこられた重みを感じました。お疲れがでるのも当然だと思います。
ひきこもりが長く続いた方の多くは、動けない自分を責め「変われるなら変わりたいけど、どうせ無理…」というあきらめの気持ちを抱えています。変わりたいと思いつつも、「自分一人ではどうすればいいかわからない。かといって親やきょうだいを頼りたくない」「失敗したら怖い」「社会に出ることが怖い」という気持ちがより強くなって結局動けないということ方が多くいます。ご相談者さまと同じようにお子さんも疲れている可能性もあると感じます。
動き出すきっかけのひとつとして、「家族だけで何とかしようとするのではなく第三者を頼る」ことで状況が大きく改善する可能性があります。特に、30代半ばでキッカケを作ることで人生が大きく好転する方も私はたくさん見てきました。
ひきこもりが長期化すると、家庭の中だけで「変わろう」とするのは、ご本人にもご家族にも負担が大きくなります。そこで選択肢の一つになるのが、寮などをもつ共同生活型の支援施設です。
・同じような経験を持つ仲間や、支援スタッフが身近にいて、生活のリズムを少しずつ整えられる
・就労のような大きな目標の前に、日常生活や仲間との楽しい時間といった小さな一歩から始められる
・ご家族と物理的な距離ができることで、親子双方が自分自身の課題や楽しみに集中することができる
団体によっては障害年金を受給されている方でも受け入れが可能ですし、医療・福祉の事業所を併設している団体もあります。生活費の仕組みや利用できる福祉サービスは団体ごとに異なるため、事前に確認が必要ですし、状況によっては、共同生活よりもお住まいの地域で、親がいなくても無理なく生活していける福祉サービスなどの利用が現実的な可能性もあります。
私たちが運営する『やまひぽ』では、全国にある10くらいの共同生活型の支援を行う団体の情報も掲載しています。地域や支援の雰囲気、受け入れ条件などから、ご本人に合いそうな団体を探すことができます。「ここなら話を聞いてみてもいいかも…」と思える場所が見つかって相談するだけでも、大きな一歩になるので、よろしければご覧ください。
山梨県ひきこもり情報ポータルサイト『やまひぽ』
https://yamahipo.net
また、寮などの共同生活の話を急にご本人にしても「そんなところに行きたくない」とほとんどの方は拒否感を示します。人と会うのが怖い状態なのでもっともな反応です。そういった場合に、私たちが行なっているような『訪問支援』という、家に訪問する形式のサポートもありますので、そういった第三者からの背中押しがあることでスムーズに進む可能性もあります。
いずれにせよ、まずはピンときたところに相談してみてください。具体的な解決策を提示してくれるところもありますので、信頼できるところに第三者として関わってもらえたら、ご相談者さまの肩の荷も降りていくと感じます。あきらめずに情報を集めて心が動いた支援機関に相談してみてください。